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2006年07月 アーカイブ

2006年07月09日

Service Information --- TMC Report #0011

トップマネジメント・カフェ レポート (第11回)

第11回トップマネジメント・カフェ開催。真打落語家 柳家小ゑん師匠が魅せる至宝の話芸と、しなやかな江戸ことば遊び。

第11回目のトップマネジメント・カフェは日光鬼怒川温泉の「あさやホテル」にて開催されました。講師は、真打落語家の柳家小ゑん師匠。柳家小さん師匠のもとで修行を積み、なんと8人抜きで真打昇進を果たした、今もっとも勢いのある落語家さんの一人です。さて、どんなお話が飛び出したのか、今回は、今までのトップマネジメン・カフェの趣向とはひと味もふた味も違った、楽しい講演となりました。

rakugo1.jpgまずは、大広間での小ゑん師匠による高座二席。一席目は植木屋と出入り先の旦那さんのやりとりをめぐる軽妙な古典『青菜』。仕事中の植木屋は、旦那さんに呼ばれてお酒のお供をします。  旦那さんと奥さんの上品で洒脱な会話を聞いた植木屋。さっそく自分の女房を使って長屋の悪友相手に会話を再現しようとします。それに付き合わされる悪友とのかみ合わない会話と、オチの絶妙さに会場は爆笑に。一気に小ゑん師匠の世界に引き込まれていきました。

そして新作の『ステ奥』。これは『ステキな奥さん』の略。雑誌に登場するような素敵な家とインテリアに憧れる奥さんが、旦那のいない間に、不思議なレコーダーを見つけ・・・という噺。古くて狭い今の家にうんざりしていた奥さんは、そのレコーダーをめぐる不思議な体験によって、心を動かされます。「時空のねじれ」を体験するというくだりが、新作落語ならではの斬新さです。ちょっとしんみり温かい気持ちになれるような、そんな後味を残した噺でした。

lecture1.jpg高座のあとは、会議室に移動して江戸ことば遊びのお稽古です。川柳と雑俳のルールと歴史、そして実際の句の紹介を交えながら、お話をしていただきました。
川柳は、マクロからミクロまでさまざまな題材が渾然となって一つの世界をつくり上げる連歌の前句附から発生し、江戸の市井のまなざしを色濃く反映していました。
高得点の句として抜かれるためには、表が立っている句(前句や裏の句がなくても立派に成立している句)つまり「一句立ち」していることが重視されます。日本語の妙を感じる力、やわらかい思考能力、自由なアイディア力が求められます。「無駄な遊び」を通して脳のトレーニングにもなりそうな川柳・雑俳講座です。

師匠から出された川柳・地口のお題を前に、真剣な面持ちの参加者の皆さん。小ゑん師匠のお話をうかがってから考え出すと、ますますその面白味が見えてきて、皆さん面白い句がどんどん思い浮かばれたようでした。師匠にはすべての作品に目を通していただいたうえ、秀作に師匠自ら「効キ」をつけていただき、夕食時に「カフェ連・開き」として発表タイム。師匠が「皆さんとてもお上手で驚きました」とおっしゃったように、思わずう~むとうなるような秀作から大爆笑の作品までさまざまで、楽しい夕食兼開きとなりました。

asaya2.jpg今回のお宿は、日光鬼怒川温泉のお宿、あさやホテルでした。広々とした屋上の露天風呂では、あいにくの曇り空で星が見られませんでしたが、皆さん思い思いにくつろがれたようです。

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